ガンダムNOVELS―閃光となった戦士たち
2004年11月23日 読書
ISBN:4048735152 単行本 矢立 肇 角川書店 2004/03 ¥1,365
名も無き兵士たちの横顔を描いた、もうひとつの「一年戦争」史、登場!
素手でザクに戦いを挑んだ兵士、"ボール"のパイロットに任命されたパイロットなど、「一年戦争」時に宇宙に散っていった兵士の悲劇に思いをはせる…。「ガンダムエース」誌で好評を博した連載がついに単行本化!
「一年戦争」の知られざる戦いがここに!「ガンダムエース」で好評を博した連載小説がついに単行本化。
MSN-01について書いたので、これを読んだことを思い出した。
上記にある説明の通り、一年戦争時のサイドストーリーを、
鷹見一幸、林譲治、庄司卓、神坂一、後池田真也、岩佐まもる、
そして、「ガンダム小説大賞」を受賞した宮本一毅の7人がそれぞれ書いた本。
どの作品も著者それぞれの個性が出ていてすごく良かった。
イラストレータも駒都えーじとか、新間大悟、緒方剛志、山田秀樹など微妙にスゴイ。
その中でも特筆してよかった作品は
林譲二「たった二人の戦場」(画:駒都えーじ)
宮本一毅「月光の夢 宇宙の魂」(画:中北晃二)
の二つです。
「たった二人の戦場」を書かれた林譲二氏は架空戦記ものを書く人で、そのせいか戦闘時の心理描写やら、兵器に対しての設定が緻密。ありがちな話ではあるものの、その書き方にはすごく引き込まれた。ガンダムのノベライズも何冊かやってるそうで。
「月光の夢 宇宙の魂」はジオニック社とツィマッド社のMS開発競争についての話なのだが、最終的に本編とクロスオーバーする。なんとなく予想は出来ていたが、そのシーンを読んだ時には背筋がゾクゾクした。
他の人の話。
鷹見一幸「BALL・PILOT 133−28」(画:緒方剛志)
これは本当に鷹見一幸らしい話だった。
痛くすればいいとでも?
庄司卓「夜と夜の間」(画:山田秀樹)
救いが無かった。
戦争なんだからこういうこともあるよねって感じ。
神坂一「ジャブローの大地に」(画:新間大悟)
ギャグに走っていた。
この本の中でギャグに走ったのは一人だけ。
まあ、息抜きにでも。
でも、この本には息抜きなど必要なかったと思う。
後池田真也「LAST TEARS」(画:木下ともたけ)
…懐かしい名前だなw
人と人の関係を書くのが巧い人だった。それは今も変わってないみたい。
岩佐まもる「道化師たちの夜」(画:こにしひろし)
他の人の作品と雰囲気が違うのは、一人だけ非戦闘区域だったからだろうか。
戦闘ナシ。
ちょっと高めの本なので買うのには躊躇すると思うが、
読めばそれなりに満足できるんじゃないだろうか。
まあ、俺は図書館で借りて読んだわけだが。
名も無き兵士たちの横顔を描いた、もうひとつの「一年戦争」史、登場!
素手でザクに戦いを挑んだ兵士、"ボール"のパイロットに任命されたパイロットなど、「一年戦争」時に宇宙に散っていった兵士の悲劇に思いをはせる…。「ガンダムエース」誌で好評を博した連載がついに単行本化!
「一年戦争」の知られざる戦いがここに!「ガンダムエース」で好評を博した連載小説がついに単行本化。
MSN-01について書いたので、これを読んだことを思い出した。
上記にある説明の通り、一年戦争時のサイドストーリーを、
鷹見一幸、林譲治、庄司卓、神坂一、後池田真也、岩佐まもる、
そして、「ガンダム小説大賞」を受賞した宮本一毅の7人がそれぞれ書いた本。
どの作品も著者それぞれの個性が出ていてすごく良かった。
イラストレータも駒都えーじとか、新間大悟、緒方剛志、山田秀樹など微妙にスゴイ。
その中でも特筆してよかった作品は
林譲二「たった二人の戦場」(画:駒都えーじ)
宮本一毅「月光の夢 宇宙の魂」(画:中北晃二)
の二つです。
「たった二人の戦場」を書かれた林譲二氏は架空戦記ものを書く人で、そのせいか戦闘時の心理描写やら、兵器に対しての設定が緻密。ありがちな話ではあるものの、その書き方にはすごく引き込まれた。ガンダムのノベライズも何冊かやってるそうで。
「月光の夢 宇宙の魂」はジオニック社とツィマッド社のMS開発競争についての話なのだが、最終的に本編とクロスオーバーする。なんとなく予想は出来ていたが、そのシーンを読んだ時には背筋がゾクゾクした。
他の人の話。
鷹見一幸「BALL・PILOT 133−28」(画:緒方剛志)
これは本当に鷹見一幸らしい話だった。
痛くすればいいとでも?
庄司卓「夜と夜の間」(画:山田秀樹)
救いが無かった。
戦争なんだからこういうこともあるよねって感じ。
神坂一「ジャブローの大地に」(画:新間大悟)
ギャグに走っていた。
この本の中でギャグに走ったのは一人だけ。
まあ、息抜きにでも。
でも、この本には息抜きなど必要なかったと思う。
後池田真也「LAST TEARS」(画:木下ともたけ)
…懐かしい名前だなw
人と人の関係を書くのが巧い人だった。それは今も変わってないみたい。
岩佐まもる「道化師たちの夜」(画:こにしひろし)
他の人の作品と雰囲気が違うのは、一人だけ非戦闘区域だったからだろうか。
戦闘ナシ。
ちょっと高めの本なので買うのには躊躇すると思うが、
読めばそれなりに満足できるんじゃないだろうか。
まあ、俺は図書館で借りて読んだわけだが。
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