小説に伝奇というジャンルがある。
具体的な説明は出来ないが、
現代世界に超人たちが暴れ周るモノだと解釈する。
超人とはサイコキネシスやらエスパーやらではなく
吸血鬼だったり、狼男だったり、古い血の能力者だったりする。
でも、ホラーではない。
あくまでもファンタジックであったり、バイオレンスなモノであったりする。
政界をまきこんだり、宗教の話になったり、思想論、
それに関連する延々とした長いウンチク…
むー…よくわからん!

俺が最初に触れた伝奇モノって何だろうと考えてみると
田中芳樹「創竜伝」だった。画は天野喜孝。
母親が読んでた。つか家にある。
四海竜王の生まれ変わりである竜堂四兄弟が
天界での敵であった牛種の尖兵である「四姉妹」と戦う話。
竜堂兄弟は生命の危機に陥ると真の姿である竜の姿に変身。
横田基地とか新宿とかアメリカ空母とかを壊しちゃうのは田中センセの趣味でしょうか。
結構そういう政治叩きみたいなところが多いので…
嫌いじゃないよこういうの。ガシンの会みたいで。

なんで伝奇について書こうと思ったかっていえば
笠井潔「ヴァンパイヤー戦争」を読んでみたから。
とりあえず4巻まで読んでみた。
これを読んでて最初に思ったのは、
なんか「ウルフガイ」っぽいなっていうこと。
すごく強い男が銃バンバン撃って、秘密結社だとかKGBとかCIAと戦って、
実は主人公やらヒロインやらはスゴイ血筋で、敵とその血をめぐっての争いだったり
情報を得るため女の人を利用したり、ヤったり、なんかモテてたり、
色々な点で酷似。
中心が吸血鬼だったり狼男だったりはするけれども。
ちょっと飛ばして解説を読んでみると案の定「ウルフガイ」に影響を受けていた。
んでそのまま読んでたら、宇宙を巡って光明神と暗黒神の争いが!
うーん何だかクトゥルーっぽいなぁと思ってたら、4巻でドゥゴンが。
これってダゴンだろ。あのインスマスだったかの魚人の信仰する邪神だろ。
やっぱりクトゥルーなのかよ。
色々な宗教や古代人類が光明神と暗黒神の話に収束するところこそ
これぞ伝奇モノって感じはした。

うーんなんかグダグダしてるなぁ。今日はオシマイ。

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