旋風のカガリ

2005年1月31日 読書
ISBN:4829128941 文庫 吉岡 平 富士見書房 1999/06 ¥588

イラストは騎羅さん。キラ。いや、まったく気づかんかった。

サキホの国の13王子の末席トヨタマノカガリノミコトことカガリが古代日本風世界で戦う話。
敵は隣国ヤイソや海を越えた国からやってきたグラン・リタニア軍、父である大王ヤガシラの息子達。

作者の吉岡平は「無責任艦長タイラー」やら「アイドル防衛隊ハミングバード」などアニメ化された作品を多く持つ作家で、そのせいかキャラ立てがしっかりしている。
サキホの国の皇子だけで13人もいるのにそれぞれ違った性格や設定を持ち、ヤイソの国の王女ナナキ、グラン・リタニアの王子フェルディナンドや司教グレゴリウスなど一人一人が個性が強く、読んでいて気持ちよかった。
女の子もみんな可愛いし。それはイラストのせいかもしれないけどね。

1巻の盛り上げ方が素晴らしく、2巻以降も読もうという気にさせられました。
ただ、終盤はだれちゃったかも。3巻まで張っていった伏線を4巻で大体ばらしちゃってたもんだから、5巻は消化試合みたいな風になってたような。
まあ、全編通してみればよい作品でしたよ。

アニメ化すればかなり映えると思う。
キャラクターは多いが覚えやすいし(名前はめんどいが)、アクションシーンも多いしね。

最近富士見ファンタジア文庫読んでないなぁ。

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